2007年07月30日

修了生向けイベント

ワインと音楽の夕べ

2007年7月30日、FS8階のオープンスペースで「ワインと音楽の夕べ」が開催された。演奏家は竹久源造氏で、山川節子氏も協力してくださった。

竹久氏はチェンバロ、ピアノ、オルガンを中心に各種鍵盤楽器を駆使して中世から現代まで幅広いジャンルにわたり様々なレパートリーを持ち、毎年リサ イタルからユニークな場所でのコンサートまで、意欲的な演奏活動を行っている。特にブクステフーデ、バッハなどのドイツ鍵盤作品では、その独特で的確な解 釈に内外から支持が寄せられている。また、作曲、編曲作品を発表し好評を得ている。楽器製作とその過程についての造詣も深く、楽器の構造的特色を最大限に 引き出す演奏が、楽器製作家たちからも高く評価されている。91年「国際チェンバロ製作家コンテスト」(アメリカ・アトランタ)、97年および01年、第 7回および第11回古楽コンクール(山梨)に審査員として招かれる。ソロでの活動とともに、00年に器楽・声楽アンサンブル「コンヴェルスム・ムジクム」 を結成し、指揮・編曲活動にも力を注いで、常に新しく、また充実した音楽を追究し続けている。02年から毎年韓国からの招請による「コンヴェルスム・ムジ クム韓国公演」を行い、両国の音楽文化の交流に大きな役割を果たした。05年より鍵盤楽器の新領域とも言えるシンフォニーの連弾版に取り組み多方面から注 目を集めている。

この日はオルガンをベースにして、モーツァルトのアンダンテへ長調やバッハのカンツォンなど,なじみの深い曲を披露し,学生やその家族,教員などの参加者を魅了した。

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