株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC)
取締役 パートナー
坂本 教晃 氏 氏
2018年04月26日
東京大学経済学部卒業後、経済産業省入省。2008年経済産業省退官、ファミリー・ビジネスである事業会社の副社長を経て、コロンビア大学経営学修士(MBA)。McKinsey&Companyを経て、2014年にUTEC参画。
2018年4月26日の寄附講義「FinTechと金融市場」のゲストスピーカーは東京大学エッジキャピタル(以下、UTEC)取締役 パートナーの坂本教晃氏にご登壇いただきました。
過去、海外ではアマゾン、グーグルなどVC(ベンチャーキャピタル)に支えられた多くのスアートアップが成功してきました。日本においても多くのベンチャー企業、特にテクノロジースタートアップがVCの投資を受けながら大きく成長しております。また個別には経営人材の追加や追加出資等、企業価値に対してのValueを少しでも提供できる業務を行っております。
坂本氏は、ベンチャーキャピタリストとしてのご自身の経験から、産学連携の大学発ベンチャー企業が成功するためには、優れたScience/Technologyに加え、多様な人材によってアカデミックとマネジメントの要素を持ち合わせた強力なチームを作りあげることが重要であると語られました。
またFintechに関しては、「総じて、規制当局や銀行等の金融機関は諸外国に比べてFintechに前向きに取り組もうという機運がある。金融機関と協業しながら発展する日本のFintechベンチャーは将来可能性のある分野と考えている」と強調されていました。「VCは産業を創出し、日本経済を元気にする」。講義を通して、坂本氏の強い信念を感じることができました