ゲストスピーカーのご紹介

講演「CEOの経験から」

Apple Japan,マクドナルドホールディングス、ベネッセホールディングス元CEO.( 現ソニー社外取締役、他)

原田 泳幸 氏

2016年12月20日

80ea818da4e1f43116bec49e03aa22e1-300x230.jpg 2016年12月20日に佐山展生教授の「企業価値向上論Ⅰ」のゲストスピーカーとして、アップルコンピュータ・ジャパン、日本マクドナルド、ベネッセホールディングス・ベネッセコーポレーション 元社長の原田泳幸氏にお越し頂き、ご講演をいただきました。
 原田氏は大学ご卒業後、一貫してIT業界を歩まれました。まさにコンピュータが一番発展する時代をご経験されたと言います。その後、アップルコンピュータ・ジャパンに転じ、同社でのCEOを皮切りに経営者としてのご経験を積まれます。同社CEOでのご活躍により、当時窮地に陥っていた日本マクドナルドCEOへの抜擢となりました。

 33年に渡りIT業界を歩まれたこれまでのご経験とは全く異なる世界であり、外食産業は今日頑張れば、明日結果がでます。スピード感が求められる世界に、学ぶべき点が多くあったそうです。
 日本マクドナルドは、のべ16億人/年のお客様がおり、お客様への価値提供を徹底したと言います。当初手掛けたのは、通信会社と合弁会社を設立してモバイル会員を獲得し、今までの紙媒体のクーポンからリアルタイムでコミュニケーションを図れるようにした事だそうです。
 また、お客様のご来店から商品引き渡しの時間を短縮する工夫を施すなどの価値を創造し、デフレ下において6度の値上げを成し遂げました。価値の創造とは既存の常識を覆す事であり、非常識であった事を常識にすることがビジネス。これは、会社1社では容易ではなく、異業種同士を融合させることで生じると言います。
 その後、ベネッセのCEOになられた直後に、個人情報漏洩問題に直面。ステークホルダーのバリューを守る事が危機管理。経営者があってはいけない危機を大胆に見せることが正しい方向に導くと言います。

 最後に、学生からの「CEOへはどのような道を経ればなれるのか?」という質問に対して、「気が付けば何でもやっていた。どん底の中で成し遂げるのが使命」とご返答頂きました。現在の価値提供がいつまで通用するのか常に疑念を持ち、変化と創造を追い求める使命感溢れる原田氏でした。

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