ゲストスピーカーのご紹介

演題「CRTM成長の源泉」

株式会社カスタマーリレーションテレマーケティング

代表取締役社長

小林 祐樹 氏

2017年11月14日

2017年11月14日に佐山展生教授の「企業価値向上論Ⅱ」のゲストスピーカーとして株式会社カスタマーリレーションテレマーケティング(以下CRTM)の小林祐樹代表取締役社長にお越しいただき、創業11年目に入ったCRTMの経営についてご講演いただきました。cstm小林氏2.jpg

小林社長はコールセンターのオペレーターのアルバイトを始めた事がきっかけでCRTMを創業します。アルバイトに入った当初の上司は年下の19歳のバンドマンでした。その実力主義のオペレーターという仕事に面白さと魅力を感じ、工夫を重ね3ヶ月目には5000人いるオペレーターの中でトップの成績を収めたそうです。社内に味方を作ることを学び、商品は実際に自分で使い、営業の質を上げた成果でした。今でも自社のオペレーターには営業する商品を1回は使ってみるように言っているそうです。

その後、当時の上司と共に独立を決意、CRTMを立ち上げます。
現場を熟知した小林社長は、品質管理の専門部隊を置いてアフターケアを行なったり、人事制度によって社員のモチベーションを向上させたりし「高い受注率と低いクレーム率の達成」を進めています。品質管理では5/100の受注であれば95件の不成功について細かく分析、人材育成は、「人を育てるとは、仕事を評価をすることだと思っていて、明確な指示と明確な評価を与え、評価者は軸がぶれない様にしている。」とお話しくださいました。
コールセンターの市場規模は年平均成長率1.9%の中、CRTMの成長率は17%を超えるそうですが、業界トップはCRTMの 25倍以上の売上とのこと。この先はトップ5を目指し戦略を立て2020年の上場にむけて準備をされているとのことでした。cstm小林氏3.jpg
小林社長の実行力と「味方を作る」「社員を大事にする」「人に任せる」というぶれないスタンスが会社成長の源泉であると感じられる講演でした。

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