株式会社 KPMG FAS 様による寄附講義「M&Aと事業再生の実践Ⅱ」の10月6日、10月13日の講義は、「パネルディスカッション」を開催しました。夏学期講義「M&Aと事業再生の実践Ⅰ」（KPMG FAS寄附講義）を受講した学生から寄せられた質問に、KPMG FASのパートナーの方々が2週にわたりご回答くださるという内容で、KPMG FAS代表取締役パートナーでいらっしゃる知野雅彦氏がモデレーターを担当されました。

パネルディスカッションでは、「シナジー効果の1つであるCreation(新たな価値の創造)に関して、PMI前に買収企業が単独で算出した価値とPMI後に買収企業と買収対象企業が協議して算出した価値は、一般的にどの程度乖離しているものなのか」「PMIのガバナンス設計において価値観というファクターは現場ではどのように統合が行われているのか」「M&Aで基幹システムを再構築するときに実務上どのような対応をするケースが多いのか」「"PMIの成功"とする定義とはなにか」「イノベーションへの対応策としてM&Aが実施されている側面が多くなっている中で、どのようにすれば、買収企業の成長の源泉・ノウハウをうまくとりこむことができるのか」「M&A実行までの時間が非常に限られている場合、バイサイドの企業は攻めのDD(シナジー効果の検証等)とリスク管理のDD(簿外債務の調査等)どちらに重きを置くケースが多いのか。」など、細部に亘る具体的な質問に対して、豊富な実務ケースを交えながら広がりのある見解や経営上の教訓をお話しいただきました。

ご回答いただいたパートナーは次の方々です。

知野雅彦氏　株式会社KPMG FAS 代表取締役パートナー
岡田 光 氏 　株式会社KPMG FAS 代表取締役パートナー
松下 修 氏 　株式会社KPMG FAS 代表取締役パートナー
井口耕一氏　株式会社KPMG FAS 執行役員パートナー
中尾哲也氏　株式会社KPMG FAS 執行役員パートナー
森谷 健 氏　 株式会社KPMG FAS 執行役員パートナー
中村吉伸氏　株式会社KPMG FAS 執行役員パートナー
石塚直樹氏　KPMG税理士法人　 パートナー

※11月8日、17日にKPMG FAS寄付講義 公開セミナー「コロナ後の成長に必要な資本市場改革と事業ポートフォリオ戦略」(ウェビナー)を開催します。どなたでもご参加いただけます。詳細・お申込みは こちらのページから