2005年05月12日

ニュース

スペシャル・ゲスト:ファーストリテイリング 柳井正会長、ゴールドマン・サックス証券 内倉氏

2005年5月12日、ファーストリテイリングの柳井正会長がM&Aと企業評価(服部助教授)のゲストスピーカーとしてレクチャーを行った。

ファーストリテイリングは2004年8月には約3,400億円の売上高、約314億円を達成しているものの、まさに今が第2の創業期だと認識してい ると発言。売上高が1兆円を超えるためには、M&Aが必要であることを強調した。さらに、良い企業は急成長・高収益が必要であり、そのためには即 断・即決・即実行が欠かせないと論じた。

レクチャーの後、柳井会長の講演のために本講義に出席したゴールドマン・サックス証券の内倉氏から「M&Aを行う時の、選択基準は何か」、 「M&Aの難しいところ、リスク、デメリットは何か」などの質問が行われた。また服部助教授からの「M&Aを行うときの値段はどうやって 決めるか」との質問に対して、柳井会長は「DCF法を信じていることが危険。M&Aを行うのであればシビアになる必要があり、最悪の場合いくらで 転売できるかを考える必要がある」と答えた。

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