2006年07月11日

ニュース

スペシャル・ゲスト:モルガン・スタンレー証券 神山直樹 ストラテジスト

2006年7月11日,会計・バリュエーションの基礎(中野 誠 助教授)のゲスト・スピーカーとしてモルガン・スタンレー証券のストラテジスト・ 神山直樹氏が講義を行った.タイトルは「会社と株主のコミュニケーションと企業価値評価」であったが,講義の内容はこの範囲を超え,ストラテジストの業務 や市場におけるセル・サイドの役割など多方面に渡った.特に「ストラテジストは自分自身がプロダクトであり,セラブルでなければならない」という発言が印 象的だった.

また講演では,敵対的企業買収などをめぐり証券会社の役割に光が当てられることがあるが,「法的に正しい(リーガル)ということと,コンプライアン ス上問題がないということとは別問題であり,証券会社にはやってはならないことがある」と主張した.さらに「オペレーションとファイナンシャルの違い」や 「企業価値評価モデルとは『模型』である」など,示唆に富むレクチャーが行われた.

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