2009年05月21日

ニュース

スペシャル・ゲスト:東京エレクトロン 布川好一 執行役員

2009年5月21日、東京エレクトロンの布川好一執行役員が会計・バリュエーションの基礎(野間幹晴准教授)で特別講演を行った。

「東京エレクトロンの財務戦略」というテーマで、東京エレクトロンが1980年に東京証券取引所に上場してから今日までの財務戦略について語られ た。象徴的だったのは、上場以来、首尾一貫して株主のことを重視した財務戦略をとってきたことである。東京エレクトロンが属する半導体装置産業はシリコン サイクルの影響を受けやすく、事業リスクは高い。このため、最近では、財務リスクを抑えるためネットデットがマイナスになるようにしている。

受講生は業績連動の報酬制度や為替リスクなどさまざまな質問をしたが、的を射た答えをしてくださった。授業後には、株主のことを真摯に考えた財務戦略を実行している東京エレクトンに感心した、という声が多く寄せられた。

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