2022年05月27日

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修了生の臼井さんの論文が証券アナリストジャーナル賞を受賞しました

 2021年度証券アナリストジャーナル賞が2022年5月27日に発表になり、臼井健人さん(2021年3月修了:本多俊毅教授ゼミ)の論文「投資家の含み損益と低ボラティリティ・アノマリー」が証券アナリストジャーナル賞を受賞しました。
   この論文は、臼井さんの修士論文をベースに書かれたもので、証券アナリストジャーナル vol.59 No.11 2021年11月号にて公開されたものです。

 証券アナリストジャーナル賞の選定理由の抜粋は以下、全文はこちらです。

 臼井健人氏の論文が扱うのは、日本の株式市場における低ボラティリティ・アノマリー、すなわちボラティリティの低い銘柄ほど期待リターンが高い傾向に関する実証分析である。このアノマリーが生じる背景として投資家の心理バイアスを指摘している。

 本論文の貢献は投資家の含み損益をキーワードとして、売買行動、ボラティリティ、リターンの相互の関係を分析することにより、日本市場におけるアノマリーの存在を明らかにしたことにある。実務的にも大変有益だと考えられる。

 

 なお、6月8日開催の「2023年度入学 第一回入試説明会(ウェビナー)」では、臼井さんにおいで頂き、本論文のベースとなった修士論文「個別銘柄のリターン分布:日本株式市場におけるディスポジション効果の検証」の発表動画を振り返りながら、テーマの発想や苦労した点などのエピソードもお話しいただきます。ご参加ご希望の方は第一回入試説明会のページからお申込みください。