修了生の活躍

より解像度の高い事業成長を描くために、ファイナンスの世界に飛び込みました

大手通信会社でプロダクトマーケティングを担当

 

西田 祥子さん

2016年修了

仕事の幅を広げるため

業務を通じて財務知識や投資知識の重要性を痛感し、2014年、コーポレート・ファイナンスに重点を置く同修士課程(MBA)に入学。

入学の理由

ファイナンスが必要ない事業などありません。言い換えれば、それは財務や投資の知識があれば、より解像度の高い事業成長を描けるということ。「経営陣と同じ目線で戦略を見渡したい」という想いもあり、コーポレー

ト・ファイナンスに特化した大学院を検討するようになりました。私が重視したのは、投資対効果が高いかどうか。同大学院は学生をお客様扱いすることなく、基礎から応用、実践まで鍛えてくれるため、「ここであれば着実にファイナンス知識を修得できる」と入学を決めました。

大学の魅力

DSCF7302-2.jpgアウトプットの頻度が多いこと、その一つ一つが濃密であること。それが同大学院の一番の魅力です。期末試験や修士論文はもちろんですが、ケーススタディに関する自分の考えをプレゼンする機会や、企業再建プランの策定など知恵を絞るレポートも多く、授業を通して確かな知識、スキルが身につくように綿密に設計されています。大学院の学びは転職後にベンチャー投資を担当するようになってからも生きていますし、修了して数年が経った今もOB・OGとの交流を深めています。

私のオススメ科目

会計・バリュエーション

実例を提示しつつ、学生に問題を投げかけ議論を引き出し、教授が理論の展開をする講義。ファイナンスの世界にどんな論点があるのかを網羅的に学ぶことができました。

コーポレートファイナンス

業績不振に陥った企業の定量データを分析し、最善の資金調達方法などを考案する講義です。多種多様なバックグラウンドを持つ同級生のアイデアが聞けるため、多角的な視点から手法を検討できるようになりました。

M&A・バイアウト

ファイナンスに特化した交渉術を学ぶ授業です。実際にあったディールがどのような戦略、どのような手法で進められたのかを学び、その後、買い手側・売り手側にわかれてロールプレイを行いました。

ある一日のスケジュール

起床。在学中は早めに起き、大学院の勉強を進めるようにしていました。この日はケーススタディの資料を読み、2時間ほどレポートに取り組みました。
 
朝食。家事をすませ、子どもを保育園に送ります。いつスキマ時間ができるかわからないので、常にポケットに論文や課題のコピーを忍ばせていました。
出社。業務中は大学院のことは一度忘れ、目の前の仕事に専念。授業がある日は18:00までに退社する必要があったので、以前にも増して生産性を上げる工夫をしていました。
 
ランチ休憩。発表の準備などに追われているときは、参考文献などに目を通しながら昼食をとるようにしていました。
 
夕方 勤務終了。大学院へ。移動時間がもったいないという想いもあり、授業がある日はタクシーで移動。車内でやり残した仕事などに取り組んでいました。
 
大学の授業に参加。この日は学生同士のディスカッションに臨みました。同級生の年代は20代~50代。通信会社やコンテンツ関連会社、製薬会社など職種も多岐にわたるので、議論のたびに大きな刺激を受けていました。
 
帰宅。私は子どもがいたので参加できなかったのですが、同級生たちは授業終了後に食事に行くなどして親交を温めていました。修了した今も共に学んだ仲間との交流は続き、SNSなどで様々な情報交換を行っています。
 
深夜 就寝。明日に備えて身体を休めます。大学院は長期戦のため、無理をしすぎないことも大切です。
 

※本記事の内容、肩書き等は2024年3月当時のものです。

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